刑事告訴の結果は・・・ええっ?

「きのこ組」からの執拗な誹謗中傷を受けて刑事告訴した経緯をブログに書いたら、それによって相手から刑事告訴されました。

 

【私からの告訴】

告訴補充書も提出してブログ記事4件、ツイート14件を証拠として提出しましたが、検察はいずれも「嫌疑不十分」としました。次に示すのは、その中のブログ記事の1つです。

『「美味しんぼ」叩きの3ババトリオご紹介』

http://kinokokumi.blog13.fc2.com/blog-entry-6304.html(削除済み)

以下に、主要部分を引用します。

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上記ツイート4つを張り付けてから、次の文章を記載しています。

「3ばば」とは、明らかに私と江川紹子さん、池田香代子さんを指しています。

続いて次の記載がされています。

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【検察の判断】

第一の理由として、「段落の間に空行がある」ことを理由に、「3ババトリオ」が安物ガラスバッジを売って暴利を得たとは読めないとして「嫌疑不十分」だとする、信じがたいものでした。さらに、公訴期限が過ぎていることを理由にして侮辱罪の適用も不可能にされました。告訴が受理されたのは平成2610月なので、検察送致が引き延ばされなければ侮辱罪の適用も十分に可能でした

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さらに、ガラスバッジの原価の参照用として付記された記事があることを理由に、暴利を貪ったのは「3ババトリオ」ではなく福島県のことだというアクロバティックな解釈をしています。これが無理筋な解釈であることは、「金額」からも分かります。1個3000円のバッジを2万円で売り、1万7000円」をボロ儲けしたと記載されており、市町村や福島県が利益を得ているとする「1万2000円」や「5000円」とは、そもそも金額からして異なっています

 

※おそらく上司からの命令(?)で「きのこ組」を嫌疑不十分の不起訴にするために、無理やりに理由付けしたのではないかと推察されます。

 

【きのこ組からの告訴】

名誉毀損が成立するとされたのは、私の1つのブログ記事の次のたった2行です。

他の部分は全く問題ないとされました。

 

『名誉毀損で刑事告訴しました』

http://warbler.hatenablog.com/entry/20141029/1414559258

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私がこのブログ記事をUPした経緯については、

で説明した通りですが、刑事告訴が受理されるに至るまでの経緯を他の方々に知らせる目的で、淡々と事実に沿って、相手への愚弄や攻撃的な表現を一切交えずに既に公開されている事実の範囲内で書きました。私が本人特定の過程で知り得た「きのこ組」の本名や住所などの個人情報は全て伏せています。

これをブログにUPする前に、慎重に「名誉毀損」の事件を多く手掛けている清水陽平弁護士のチェックを受けて、「問題なし」という判断を頂いてから公開しました。

 

※「きのこ組」は「片瀬を告訴した」と何度もブログやツイッターに投稿していますが、私は民事裁判の判決が確定するまでこの事は敢えて公表しませんでした。

「きのこ組」は、私による「名誉毀損」だとして刑事告訴したのと同じ行為を、私を告訴した後で自ら繰り返し行っていたのです。

 

※担当検事の説明によると「きのこ組」側からは他にもあれこれと私を訴えてきたそうですが、これ1件のみを除いて私の投稿はどれも問題なしとされました。

 

【検察の判断】

私の処分内容は、刑事告訴されてから私の弁護人として加わった日高義允弁護士が担当検事から聞き出してメールで報告して下さいました。

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(上記メール内容の公開は、日高弁護士の許可を得ています)

「起訴猶予」とされましたが、その理由は「悪質性が全くないので起訴価値に欠けるため」というものでした。

 

『補足資料「名誉毀損で刑事告訴しました」』

http://warbler.hatenablog.com/entry/2018/11/20/100642

で先に説明した通り、告訴された私のブログ記事は

・推定的承諾が成立する余地がある

・「読者の好奇心を引くためだけとしか思えないような激烈な表現」を用いておらず、公益目的を否定できない

・犯罪捜査の過程を国民の監視の目にさらすことは「公共の利害に関すること」に該当する

・私の当該ブログ記事に書かれた事実は全て真実である

以上のことから違法性が阻却されて「名誉毀損は成立しない」と考えます。

 

いっそのこと私を起訴してくれていたら、法廷で無罪を争えたので面白かったかもしれません。

中途半端に「起訴猶予」とされたことで「前歴」が付けられてしまいましたが、起訴されて裁判所で判断をしてもらえば「無罪」となり、「前歴」はつけられずに済んだと思います。

 

 

【検察の最終判断】

 

「きのこ組」は、告訴状と告訴補充書で告訴されたブログ4件とツイート14件のいずれも名誉毀損だと認められる投稿は無いとされ「嫌疑不十分」として無罪放免、その一方で「片瀬」は名誉棄損となる投稿をしたとして「起訴猶予」となり「前歴」という傷がつけられてしまいました。こうして検察は、私が「きのこ組」を一方的に攻撃して名誉毀損行為をした事にして終わらせました

 

ええっ!? これは絶対に納得できません!!!

 

担当検事は「きのこ組」の悪質性を認めて「起訴するつもり」でいたのに、「きのこ組」を「嫌疑不十分」で終わらせたのは検察上層部の意向だと説明していました。検察はアクロバティックな理由をこじつけて「きのこ組」を「嫌疑不十分」にして彼女に傷をつけないように計らい、逆に私には「前歴」の傷を負わせて彼女の報復を成就させたのです。私はこのまま泣き寝入りをして終わるのは嫌でした。

 

そこで、「きのこ組」の不起訴の判断に対して検察審査会に申し立てをしてみました。

 

『検察審査会に申し立ててみた』

に続きます。