2015-01-01から1年間の記事一覧

続『DND出口氏の記事にある青森市立西中校長インタビューの事実関係の確認』の補足を兼ねて

出口俊一氏は、大内義行元中学校長が片瀬は嘘をついているという証言をしているとDNDメルマガで何回にもわたり執拗に書き立てています。この件については、2013年に出口氏からメールで私のブログ記事の訂正を求められたので、「訂正を要求されるのでしたら、…

私の『EM関連取材@函館』について

2015年11月18日、出口俊一氏によるDNDメルマガに、次の記事がUPされました。 『第9回 片瀬さん、これはちょっとやりすぎじゃない?』 http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151118.php 自称、ライター、片瀬久美子(ペンネーム)について、彼女はフリーライターを名…

研究不正を内部告発した教授らに大学が解雇処分の判断

岡山大学は、研究不正を内部告発した森山教授らに対し、懲戒処分を前提として2015年5月26日から職員就業規則第68条の2規定に基づき懲戒処分が決するまで自宅待機を命じていました。しかし、この懲戒処分の理由となる嫌疑は不明であり、現在も自宅待機が続い…

岡山大学の法人文書部分開示決定通知書に対する異議申し立ての内容

「各調査委員会の議事」、「著者から提出された画像」、および「解析を委託した業者に支払った金額」について、開示を要求する異議申立書を提出しましたので公開します。以下は部分開示された文書です。・各調査委員会の議事(文書番号2, 3, 4, 5) 文書2−平…

岡山大学医学部不正調査の問題点3

「岡山大学医学部不正調査の問題点」 http://d.hatena.ne.jp/warbler/20150901/1441033645 では、特に本調査された論文1と論文30に関する調査内容と判定に重大な問題があることを、 「岡山大学医学部不正調査の問題点2」 http://d.hatena.ne.jp/warbler/2015…

岡山大学医学部不正調査の問題点2

SUSPECTED MISCONDUCT IN RESEARCH PAPERS INVESTIGATED BY OKAYAMA UNIVERSITY 2岡山大学医学部不正調査の問題点(http://d.hatena.ne.jp/warbler/20150901/1441033645) では、特に本調査での論文1と論文30のシロ判定に重要な疑いがある事を指摘しました。…

岡山大学医学部不正調査の問題点

SUSPECTED MISCONDUCT IN RESEARCH PAPERS INVESTIGATED BY OKAYAMA UNIVERSITY岡山大学で調査された論文不正疑義http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id4424.html に関して、岡山大学に情報開示請求をして、調査報告書(予備調査・本調査)と画像解析…

批判の難しさと、ネット中傷問題

8/1に、市民社会フォーラム学習会で李信恵さんとネット中傷問題について対談させて頂きました。 http://civilesociety.jugem.jp/?eid=29946 この対談の中で、説明に使った図を2つ紹介します。※言説に対する批判が、人格攻撃と受け止められ易いできるだけ批判…

EM商品のニセ科学性について

※『理科の探検(RikaTan)2015年春号』に寄稿した記事です。 ブログで見やすいように、一部改変しています。<科学であることの基本条件> 科学であることの基本には「他の人達が検証して確かめることができる」というものがあります。「〜したら、こういう…

書評『サイト別 ネット中傷・炎上対応マニュアル』

『サイト別 ネット中傷・炎上対応マニュアル』(清水陽平著 弘文堂)著者は、TwitterとFacebookに対する発信者情報開示請求がそれぞれ最初に認められた「日本第1号事案」の実績を持つ弁護士です。 (このテーマの本を書く著者として、これ以上の適任者はいな…

『研究不正問題―誠実な研究者が損をしないシステムに向けて』の補足

『研究不正問題―誠実な研究者が損をしないシステムに向けて』と題して、 研究不正調査における問題に関する論考を出しました。 http://synodos.jp/science/14270現行システムの欠陥を悪用した場合に、どんな事が可能であるか最悪のケースを想定してみました…

「悪意のない間違い」という誤訳について

STAP細胞に関する研究不正の認定で、不正行為かどうかを判断する基準として、理化学研究所の「科学研究上の不正行為の防止等に関する規程」(平成24年9月13日規程第61号)において、 「研究不正(Research misconduct)」の定義に「悪意のない間違い…

『石の虚塔』と研究不正

『石の虚塔』(上原善弘著 新潮社)の書評として、研究不正に関する部分を抽出してまとめてみました。敬称略・捏造を行った人物:藤村新一(相澤忠洋に憧れる)「神の手」「ゴッドハンド」 ・お墨付きを与えた権威:主に芦沢長介(過去に相澤忠洋を大抜擢し…

新聞報道とEM菌(3)-2007年〜2014年のまとめ-

<関連記事> 新聞記事とEM菌(1)−データ解析編− http://d.hatena.ne.jp/warbler/20130428/1367118998新聞記事とEM菌(2)−考察編− http://d.hatena.ne.jp/warbler/20130428/1367131822新聞記事とEM菌−データ更新 http://d.hatena.ne.jp/warbler/20140118…

ネットでの匿名告発の問題点

2014年の年末にネットで大量の論文疑義(主に画像の不適切な使い回しの疑い)が出されました。 その疑義をまとめて紹介している一部のブログでは、私が最初に気付いた時点では、[顔写真]というリンクがあり、疑義をかけられた論文著者達がまるで「晒し者」…

(参考)STAP細胞論文まとめ−Nature Article論文

※既に撤回されたArticle論文ですが、先にUPした理研の調査報告書を理解する上での参考用に、STAP細胞の主論文であったこの論文内容をまとめたものをUPしておきます。 (EDと略しているのは、Extended Data Figure)Stimulus-triggered fate conversion of so…

理研外部調査委員会報告の内容整理2−STAP論文の不正認定

STAP細胞論文に関する理研外部調査委員会報告のSTAP細胞に関する解析結果の内容整理をしました。 (*を付けた文章は、私のコメント)理研外部調査委員会報告の内容整理1−STAP細胞の正体はES細胞 の続き http://d.hatena.ne.jp/warbler/20141230/1419934465…

理研外部調査委員会報告の内容整理3−STAP論文で不正認定されなかった項目

STAP細胞論文に関する理研外部調査委員会報告のSTAP細胞に関する解析結果の内容整理をしました。 (*を付けた文章は、私のコメント)理研外部調査委員会報告の内容整理1−STAP細胞の正体はES細胞 http://d.hatena.ne.jp/warbler/20141230/1419934465理研外…