新聞記事とEM菌 2015年まとめ
2015年のデータが集まりましたので、紹介します。
検索して拾い集めたEM関係の新聞記事数の年別推移です。2015年のEM関係記事の総数は2014年とほぼ同じでした。
次に、各年度の月別推移を見てみます。
2014年に続き、2015年も年間での目立ったピークが無くなっています。次に示すように、関係する環境活動を報じる記事が減ったことが原因だと考えられます。
新聞に掲載されたEM関係記事の分野別記事数です。
EM関係記事の各分野の割合です。
全体的に見ても、環境分野の記事が減少傾向となっています。
2015年のEM菌関係記事では、EM菌に否定的な内容の記事が2件ありました。
・EM菌は会社が利益を得るため市の助成金はダメだった話(毎日新聞)
・EM菌を使う装置と比べ、残った物を外に取り出す必要がないゴミ処理装置(中日新聞)
EM菌に否定的な内容の新聞記事が掲載されるのは、2012年の朝日新聞記事以来です。否定的な記事が今後増えるかどうか、興味深いところです。
EM菌を使う子供たちの活動を報じる新聞記事数の推移です。小学生の活動が多いのですが、2010年から減少し続けています。
EM関係記事全体に占める子供たちの活動を報じた記事の割合です。
多少の変動はあるものの25%前後で大きく変わっていません。
よって、子供たちが関係する記事数の減少は全体の記事数の減少と連動したものだと考えられます。
小学生が関係する各分野別のEM関係記事数の推移です。
環境分野が多いのですが、2010年からほぼ同じ様な割合で記事数が減っています。
(学校の環境学習授業で効果の検証が不十分なEM菌を使う問題を指摘した2012年の朝日新聞による批判記事の影響は、このグラフからは読み取れません。)
小学生の環境活動を報じたEM関係記事の内訳です。
EM団子やEM活性液(EM菌の培養液)を河川・湖・海などに投入する活動と、EM菌をプール清掃に利用する活動の2つが特に多いのですが、両方とも記事数が減り続けています。
※新聞記事として取り上げられたものだけなので、実際にEM菌が使用されている状況をそのまま反映したものではない事に留意が必要です。