EM菌に含まれる微生物の解析ーまとめー

【実験材料と方法】

Part1 細菌のメタ16SrRNA解析結果

Part2 真菌のメタITS解析結果

 

※微生物資材EM1に含まれている可能性の高い微生物

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※EM1活性液から「紅⾊⾮硫⻩細菌」(光合成細菌)は検出されませんでした。

 

(参考1)

デッケラ属の代表種であるDekkera bruxellensisは酵母の仲間で、グルコース存在下で培養すると酢酸を生成する。野生では果実の皮などに多く存在している。

 

(参考2)

光合成細菌の専門家の見解

『光合成細菌 採る・増やす・とことん使う』(農文協 2015年出版)第1章 P29より

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(参考3) 過去の文献

 

【EM1活性液に含まれる主な細菌】

※存在比率の数字:

赤色=EM1添加で顕著に増えた細菌

茶色=糖蜜培地と共通(糖蜜由来)

= EM1添加で顕著に減った糖蜜由来の細菌

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1. EM1活性液で増えたアシネトバクター属の細菌は、「日和見感染」を起こすことが知られています。

東京都感染症情報センター » アシネトバクター感染症 acinetobactor infection

「アシネトバクターは細菌の一種で、モラクセラ科アシネトバクター属に分類されます。アシネトバクター属には多くの種があり、その全てがヒトに対して病気を引き起こす可能性があります。」「アシネトバクターは肺炎から敗血症まで様々な疾患の原因となり、症状も多彩です。」

(ご注意)

EM菌による「健康法」として、EM培養液(EM活性液)を「非加熱で飲食」する行為、「点眼」や「肺に吸入」したり「膣洗浄」するなどの行為がみられますが、特に易感染者(持病等により免疫系が弱っている方々、高齢者、乳幼児など)は止めておいた方が良いと考えます。

 

2. EM1活性液でエンテロバクター科(腸内細菌科)の細菌が増えていますが、この仲間には大腸菌・赤痢菌・サルモネラ・ペスト菌などの病原菌も含まれています。よって、EM1活性液で「サルモネラ菌」や「大腸菌」の増殖を抑えることは期待できないと考えられます。

実際に、以下の事例があります。

 

2a. 養鶏場で消毒薬の代わりにEM培養液を散布していたら、サルモネラ菌が増えてしまった事例

 

2b. EM培養液を投入し続けても大腸菌が増えている日本橋川の事例