EM菌に含まれる微生物の解析ー細菌類ーその2

前回、EM菌(EM1活性液)に含まれる細菌の構成を、メタ16S解析(V3V4領域)をした結果を報告しました。

この解析には一般的に行われている手法を用いましたが、その改良版が出されましたので、それを用いて再解析をしてみました。

 

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【QIIMEとQIIME2の違い】

解析パイプライン「QIIME」を改良した「QIIME2」の特徴として、NGS解析で得られたDNA配列データを分類する際のエラーを減らす「DADA2」という手法が取り入れられています。

・半田佳宏氏による解説 

http://crusade1096.web.fc2.com/qiime2_renew.html

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(参考文献)

www.ncbi.nlm.nih.gov

 

前回のNGS解析によって得られたアンプリコンシーケンスデータ(fastqファイル)をQIIME2と精度が高いデータベースを組み合わせて再解析した結果を以下に示します。

 

【解析結果】

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 【EM1活性液中の細菌リスト】上位10

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【糖蜜培地中の細菌リスト】(上位10)

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【EM1活性液で増えた細菌リスト】上位10 

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【EM1活性液で減った細菌リスト】上位10

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【解析費用】

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