続3・「名誉毀損で刑事告訴しました」-検察が思ったより酷かった(その3)-

この記事↓の続きです。


【事情聴取3

状況:担当検事は最終的に「きのこ組」の起訴を上司が許可しないのだと説明しました。

 

途中で「きのこ組」のツイートにリンクされている画像の投稿者「か」についての話題になりました。

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片瀬「御用学者の条件は満たしていないけれども、見なし御用学者、だからエアーですよね。そういうレッテル貼りが流行ったんです。『エア御用リスト』を作るスレとうのが、2chにあったんですよね。その中で私が、これ(『放射性物質をめぐるあやしい情報と不安に付け込む人たち』)を書いた事でやり玉に挙げられていて、その時から執拗にストーカーみたいな感じで。ストーカーって、刑事的な定義で言うと恋愛感情がないと(適用)できないんですけど、そういうのはもっと広義の粘着さんみたいな感じで、私の行動監視したり、本名暴きにお熱を上げていたりする一派の方々がいて、その中の一人の特徴とそっくりなんですね、書いている内容が。同様な事も…」

検事「ストーカーでは絶対にあかへんのかいな?」

片瀬「だって、恋愛感情がないですよね」

検事「恋愛感情が前提やったっけ?」

片瀬「はい。刑事はそうですね」

検事「そうか。忘れた」

片瀬「要るんですよ。ちゃんと調べましたそれは。行けないかなと思ったんですけれど、でも無理ですって言われて」

検事「軽犯罪法くらいにしかならんのか」

片瀬「ただの粘着さんは、ストーカーにならないんですよね。まあ、それは置いといて、結局、いるんですよ。これ、ずっと監視しているって書いてありますよね。ツイッターのアカウントもその人は持っていて、同じような事をしょっちゅう書いているんですよ。多分、同一人物か、かなり近い人物というか、お仲間さんだろうなという目星はついているんだけれど、でもそれ以上の確証がなくって、そのまま私は野放しにしているというか、きのこさん程の…。これでもかなり粘着されているんですけれども、きのこさんに比べると、まだ可愛い方なんですよ。これでも」

 

検事(調書の読み上げ)「私の個人としての名誉棄損となることの危険性を意識し、そうならない様に弁護士さんと相談し、この内容であれば名誉棄損に当たらないとお墨付きをもらって掲載した内容ですから、やはり名誉棄損に当たるとは思っていません。反対に、私が告訴した内容については、間違いなくきのこ組組長さんが私の名誉を棄損したことになると確信しています。私が広告塔となって線量バッヂを売り、その利益をむさぼっている様な内容であり、全くの事実無根の書き込み…。その書き込みにはNHKニュースへのリンクが貼り付けられており、それを見れば、私の手売りでないことが分かるはず等と、きのこ組組長は主張しているようですが、私自身はその後にきのこ組組長から手売りをしていない証拠を」

片瀬「手売りをしていない証拠を出せとは、手売りとは書いてなかったです」

検事「あそうか」

片瀬「私が虚偽の事を言ったみたいになっちゃうから」

事務官「どこがどう虚偽なのか、バッヂの見積もりを公開してくれ」

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検事「ああなるほど」

片瀬「…これに対して全くの虚偽だと言うのは、ちゃんと受けているんですよ。こういう会話をしているんです。」

検事(調書の読み上げ)「…私が販売していない事が分かる等と、きのこ組組長は主張している様ですが、私がきのこ組組長に対して線量バッヂを販売していない、つまりきのこ組組長が言っている事は全く虚偽だと主張すると、その反論として、”どこがどう虚偽なのか、バッヂの見積もり書の公開してくれ”等と書き込んでいるのです。これは、私に対する個人攻撃である事を自ら告白していると言えると思っています。私は、私が告訴された名誉棄損については処罰されるべきでないと思っていますが、私が告訴したきのこ組組長の私に対する名誉棄損は絶対に処罰されるべきだと思っています」

 

片瀬「公判に耐えられるかどうか悩ましいから、考えているという事なんですけれども…」

検事「これは、私の意見じゃないんだわ、実は。」

片瀬「なんでしょうけれども、相手がゴネて罰金を払わないという事を言うから起訴しないって、ごね得じゃないですか

検事「実際にこれは行われているんですよ

片瀬「だからね。それはちょっと理不尽だなという意見を出させて頂きます」

検事「もちろん、出してもらっていいですよ」

片瀬「はい」

 

片瀬「…だから先ほど、これだけだったら弱いから…」

検事「私がこの事実を読んだ時には、正直弱いなぁと思ったわけよ。要するに、お互いがこういう悪口を言い合うぐらいの事はあるでしょっていうレベルの話だと、この時は…」

片瀬「悪口を言い合っていないんですよ、実際に。私は、きのこ組さんの悪口は一切言っていないですよ。よくありがちな、ネットの喧嘩がエスカレートしたケースとは、全然別なんですよ。それは、ちゃんと分かって頂きたい。きのこ組さんとは、口喧嘩は一切していません」

 

検事「この事件は私もね、そもそもネットで喧嘩し合ったという風に、完全に認識していたら、そもそも、どっちも起訴に値しませんねって言って終わりですわ。そうではない事は認識しています

片瀬「はい、ありがとうございます」

検事「だから、必要があれば起訴はするし。ただ、それも私一人が決められる事ではないので、検察という組織全体の事を考えながらやらないといけないので、上司の了解が無かったらできないし

 

片瀬「だからNHKニュースへのリンクが貼られているから、私の攻撃じゃないって事を言っているんですよね。それに対して、私が販売していないっていう。私が直接販売に関わっていたからこそ領収書を持っていると考えていた裏付けになる

検事「あなたに対して、この文言を送ってくるって事は、そもそもだってね、要するに販売に関与していない、全くの虚偽だってあなたは主張したわけじゃない。それに対して、これを書いてくるという事は、あなたが売っているって事を疑っている内容であるって事で別にNHKニュースのリンクの内容と全然違う趣旨の話をしているでしょってこと。だからこそ、個人攻撃なんでしょ」

 

片瀬「ゴネたり嫌がらせした人の方が、素直に何もしない人よりも得しちゃうっていうのは、ほんとに矛盾ですね」

検事「ゴネ得かって、言いたくなるでしょう」

片瀬「はい。こちらも(捺印が)要りますか」

検事「ただね、実際にゴネ得になっている事件も実は沢山あります。まあ、証拠が足りないというのもあったりしますがね」

片瀬「だから納得しろと言われても、納得できません」

検事「だから納得しろというつもりはありません。私の方は起訴価値を上司がちゃんと見出してくれれば、起訴できると思っていますが、なかなか現時点でOKは貰えていないという現状なので

片瀬「これ…嫌疑なしという事は、きのこ組さんはまず無い?」

検事「ないでしょうね」

片瀬「だから、(嫌疑)不十分もしくは…」

検事「不十分にもならないと思うんだけど」

片瀬「起訴猶予もしくは起訴みたいな感じですかね?ラインは。起訴猶予と起訴のボーダーライン?

検事「ただ、起訴を許されなかった場合、上司がダメだって言った時には形の上で不起訴しかないなぁ。嫌疑不十分という終わり方しか結論としてないかなぁ

片瀬「起訴猶予にせめてして欲しい」

検事「だって起訴猶予にする気になる?そんな。認めへんのやで。来たらこんな事を主張するんやで、俺の前でたぶん

片瀬「でも起訴猶予とかそういう風になったら、検察審査会に行きますよ」

検事「嫌疑不十分だって行くから充分」

片瀬「ああそうですか」

検事「充分検察審査会に。検察審査会が起訴相当と見るか、起訴不当と見るか、まあいろんな理由があるでしょうけれど、もちろん私らもそれを意識した上での捜査はしますよ」

 

片瀬「でも嫌疑不十分て、これで。結局、そういう風にした場合に、きのこ組さんは自信をつけると思うんです。これだけやっても、自由奔放に誹謗中傷をしても嫌疑不十分になって刑事罰に当たらないとなったら、もう自信をつけてしまいますよ。他の人にも繰り返しますよ

検事「私もそれを思ってます。分かってるってば

片瀬「ていうか、エスカレートしますよ」

検事「分かっているから私は、これは起訴した方がいいんじゃないかと上司に言ってます

片瀬「お願いします」

検事「ただこれは、私の結論で動かせるものではないわけ。その辺はね、そういうニュアンスの事は、私は清水先生にお伝えはしているんです」

片瀬「はい、それは伺っています」

検事「なかなかねぇ、私もやっぱり組織の一員でしかないので、私の見方そのものが、そのまま生きるとは限らんのですよ」

片瀬「でもね、嫌疑不十分はちょっとこれで…。起訴された人のレベルで、過去に、彼女のと比べて、彼女が嫌疑不十分だったら、この後、許されないと思う人が沢山いると思う。それちょっとやっぱり司法の公平性とか、よく司法で天秤、バランスできちっと公平にやるというのがあるじゃないですか、(そういう)イメージの

 

片瀬「その後のきのこの攻撃が、私に向かうのは目に見えていてますよね」

検事「そうだね」

片瀬「被害者が、告訴した事でさらに被害を受ける事になるんですよ。今回もちゃんと用意周到に上げたはずなのに、結局難癖が通ってしまったと私は思っているんです。それでさえ嫌なのに、結局、嫌疑不十分になったら、どれだけ彼女は大きな顔して、私への攻撃を再開するか、もう見えています。また告訴しても(ゴネ得して)同じ事になる。なんで告訴が加害者を増長させる結果になるんでしょう?それ矛盾ですよね。それは絶対に止めて欲しいです

検事「て言われても、それは起訴するしか方法はないじゃない」

片瀬「起訴して頂きたい」

検事「いやだから、それは私の、私がしたいと言ってもできないので」

片瀬「検察に、検察全体への希望です。あの、上司の方も含めて。検事さんに責任を全て負えと言ってるわけじゃないですよ。検察の地検の上の方々の判断も含めて、きちっと起訴して頂きたい。じゃないと、告訴した意味がないし、告訴した者損で、さらに被害が拡大する。それを分かっていながら不起訴にするっていうのは、ちょっと酷いですよね

検事「分かっている、それは」

片瀬「だから、検察として、検察組織として、そこはゴネ得にさせないで欲しい。というか、そういう前例を、今まで他にもあるんですよねって許容している状況には、今後なって頂きたくない。他にもゴネた人の方が得をした事が、現実に残念ながらあるというお話ですよね。そういうのを、あまり良い事ではないと思っているなら、やはり是正していく方向で」

検事「もちろんですよ、だからこそ、新たな証拠がないか補充捜査も指示しますし、その証拠が出てくれば起訴した事もいくらでもありますから。ただ、それまでの捜査では証拠が足りなかった、また、そしてその証拠を集めたけれども結局足りないままで、処罰できなかったという事例も沢山あります」

片瀬「補充捜査にはいくらでも協力致しますし」

検事「はい」

 

片瀬「こうなった以上、起訴して頂くしか、もう私としては他に道がないんですよ」

検事「そうでしょうね」

 

検事「最終的には、もし起訴できた場合には証人尋問にもたぶん出てもらわないといけないですから」

片瀬「それはもちろんですよ。そのつもりです。ちょっとそういうのを聴くのは、名誉棄損とかハラスメントだと相手が好き勝手言うからPTSDを発症する人がいるから大丈夫ですか?というのは言われまたけど、私は行きますよというのは言っていましたから」

検事「それはおって貰った方が、証人申請しやすいから」

片瀬「証人尋問も立ちますし」

検事「…の場合はね、主任立会性といって、捜査が私であれば、起訴した後の裁判も私がするので

片瀬「そうなんですか」

検事「はい」

片瀬「地検の方は、そういうのが多いんですね」

検事「地検というか、例えば神戸地検だと、規模が大きい所は部政調と言って、刑事部で捜査をして起訴した後は公判部の検事が裁判に立つんです。だから同じ人が裁判に立つことはない」

片瀬「そうなんですか。じゃあ起訴された場合は、またお世話になるんですね」

検事「そうです」

片瀬「すみません、よろしくお願いします。じゃあ、ご縁が続く可能性を期待して」

検事「上手く(上司を)説得できれば起訴します」

片瀬「はい、お願いします。説得して下さい」

検事「もちろん、説得せんとこうとは思ってもいないでしょ。そこはご理解頂きたい」

片瀬「後からやられている事も多いので、それを加えるのが必要ならばいくらでも協力して資料も提供しますし」

検事「私の方もというか、彼女(事務官)がこの後の状況もピックアップして貰っていますし、現状ね。調べの時にはあなたにとって納得がいかなかったり、厳しい内容の事も言います。ただ、最終的に結論を出す時には、ちゃんとした内容に基づいてやる事にしていますから。それは調べを受けている時のしんかは受けて頂いても結構です。ただ、きちんと最後やるべき事はやらないと出すところに出せないですから」

片瀬「後の方でもこちらの方にピックアップして頂いているという話だったんですけれども、つい最近も私の誹謗中傷をしたのをご存知ですか?」

事務官「最近のはまだ追いついてないです」

 

検事「実際にね、あなたの事件も一応受けて、手元に両方あるって状態を作らないと判断はし難いので、上司の決裁を受けないといけないので、まだ実際の所、あなたが被疑者になっいる事件は、まだ送致されていませんから」

片瀬「そうなんですか。送致されたからこうやっているんじゃないんですか」

検事「違います」

片瀬「手順がちょっとイレギュラーなんですね」

検事「今回は、この強制捜査と合わせて、できるだけ」

片瀬「前倒してきたという事?」

検事「そうです。遠い所なので」

……

[事情聴取終了]