岡山大学への取材-質問事項と経緯

【岡山大学への取材申込の経緯】

2016年1月5日

森田潔 学長、山本進一 理事・副学長(研究担当)、牧野博史 理事・岡山病院長の3名を取材希望対象者として、「森山教授らが告発した研究不正疑義の件について」岡山大学の広報・情報戦略室に取材を申し込みました。

同日、これとは別に研究交流部研究交流企画課長に「株式会社イェンドレットを選定されましたが、画像解析に高度な専門技術を有すると判断された理由を教えて下さい。また、それを裏付ける具体的な資料がありましたら、参考としてそのコピーも頂けるとありがたく存じます。」という問い合わせのメールを送りました。

 

翌日、広報・情報戦略室の担当者から、取材を受けるので、具体的な取材内容を示すようにとの要望があり、以下の質問事項を書いて返信しました。

 

1.公文書情報公開請求で部分開示して頂いた各調査報告書の内容について

2.公文書情報公開請求で部分開示して頂いた各調査報告書に記載の論文に関して

3.毎日新聞に掲載された大学側のコメントに関して

4.研究活動調査委員会が依頼した画像解析業者に関して

5.各調査委員会の開催回数が、一般的な事例よりも少ない事について

6.再調査の必要性に関して

7.公文書情報公開請求の手続きの途中で、部分開示の内容変更についてご検討をされていましたが、その中でREICの文字を黒塗り変更しようとされた理由について

8.博士論文に関する不正告発への対応状況について

9.告発者に対する処分について

 

 以上を予定しております。

もし関連する新しい情報を入手しましたら、取材に追加させて頂く可能性もあります。

 

補足: 1と2に関して、質問対象の論文の特定は調査報告書上の論文番号を指定し、質問内容については、基本的に私のブログで疑問点として指摘しているものとしました。

http://d.hatena.ne.jp/warbler/20150901/1441033645 

http://d.hatena.ne.jp/warbler/20150926/1443240118 

http://d.hatena.ne.jp/warbler/20151030/1446188658 

 

補足: 7については、岡山大学から公文書情報公開請求で部分開示決定をした内容の変更をする(新たにREICの文字を黒塗りする等)と開示後に通知してきましたが、開示すると決定した事項を取り消して不開示とするのは「不利益処分」にあたり、行政手続法13条に基づき聴聞の手続をとるべきところ、聴聞を経ず変更が決定されたことから違法となりますので、当該決定は取り消されました

 

行政手続法

第十三条  行政庁は、不利益処分をしようとする場合には、次の各号の区分に従い、

この章の定めるところにより、当該不利益処分の名あて人となるべき者について、

当該各号に定める意見陳述のための手続を執らなければならない。

一  次のいずれかに該当するとき 聴聞

イ 許認可等を取り消す不利益処分をしようとするとき。

 

2016年1月8日

広報・情報戦略室の担当者から、取材日を調整するとの返答を頂きました。さらに、研究交流部研究交流企画課長に質問をしている内容についてもこの取材の際に併せて回答するとご返答を頂きました。

 

2016年1月21日

まだ取材日程の提案等に関する返答を頂けていなかったので、いつ頃に返答して頂けるか岡山大学に問い合わせました。

 

2016年1月25日

広報・情報戦略室の担当者から、取材を受ける方法を変更して後日文書にて回答するとの返答がありました。

これに対し、私から「できましたら、直接関係者にお会いしてお話しを伺いたかったのですが、文書で回答をして下さるとのことで、承知致しました。回答書に対して、こちらから再度質問等をさせて頂けますと、幸甚に存じます。できるだけ、双方向のやりとりが可能な形である方が望ましいと思います」と返信をしました。

 

 その後、文書での回答を待ちましたが、1か月経っても送られてきませんでした。

 

2016年2月24日

 私から「先月25日に、取材内容について後日文書にて回答するとのご返信を頂きましたが、1か月ほど経ちますが、まだ回答をして頂いておりません。ご回答は、いつ頃に頂けますでしょうか。誠実なご対応を期待しております」と、メールしました。

 同日、広報・情報戦略室の担当者から、「現在,準備しておりますので,今しばらくお待ちください」との返答を頂きました。

 

 しかし、その後さらに2週間経っても岡山大学から回答は送られてきませんでした。

 

2016年3月10日

 私から「2/24に現在準備中とのご返信を頂いてから、2週間以上経ちました。できるだけ早くご回答を頂けますと幸甚です。ご回答を頂いてからそれに対する質問等をしても、4月からの人事異動などで担当者が変わってしまい、前任者ではないので詳細は分からないとして有耶無耶になってしまうこと等を危惧しております」と、できるだけ早く回答を送って頂きたいと要望するメールを送りました。

 

 これに対する返信は、現在まで来ていません。

 

※大変長時間かけて回答の準備をして頂いておりますので、岡山大学から充実した回答を頂けることを確信しております。

 

(追記)

2016年3月28日

 岡山大学から回答書が送られてきました。

 岡山大学広報・情報戦略室の担当者から「この回答内容に関するご質問等はお受けできません」とのことです。要望した双方向のやりとりができない事はとても残念です。頂いた回答について吟味し、私の意見を付記する形で後日報告を致します。