EM関係

岡山県によるEM菌の水質改善効果の検証結果の紹介

岡山県は、平成6~7年度にかけて、EM菌が河川や湖沼の水質改善に使えるかどうかを検証しています。この検証結果は、「岡山県環境保健センタ一年報」第19号と第20号で報告されていますので、改めて紹介します。 【岡山県環境保健センタ一年報 第19号】収録 結…

福井県によるEM菌の水質改善効果の検証結果の紹介

福井県は、平成12~14年度にかけて、地元の環境保全団体(三方五湖浄化推進連絡協議会)と共同で(実験担当:環境保全団体、浄化効果および環境影響調査担当:福井県環境政策課)、EM菌が河川と湖沼の水質改善に使えるかどうかを検証していました。 公文書(…

茨城県によるEM菌の水質改善効果の検証結果の紹介

茨城県は、平成7~8年度にかけて、筑波大学TARAセンターおよび国立環境研究所と共同で、EM菌を含む6種類の微生物製剤を用いて、水質改善に使えるかどうかを検証していました。 公文書(行政文書)開示請求によって、この報告書も開示して頂けましたので、こ…

茨城県 VS EM菌関連企業・団体

茨城県は平成30年10月に「第17回世界湖沼会議」を開催します。これと連動して平成29年4月に「世界湖沼会議市民活動気運醸成事業」補助金の募集を開始しました。 次の画像は、その時の茨城県庁のHPの一部を記録したものです。 「ただし、有用微生物群を活用し…

新聞記事とEM菌 2017年まとめ

2017年分のデータが集まりましたので、グラフを更新しました。 ※このブログ記事の見方としては、新聞記事として取り上げられたものだけなので、実際にEM菌が使用されている状況をそのまま反映したものではない事に留意が必要です。 EM関係の新聞記事数の年別…

広島県 VS EM研究機構

広島県からEM菌の水質浄化効果を否定する内容の報告書が出された事に対して、EM研究機構が抗議をしていました。 ・EM菌の培養液は有機物と栄養塩類が高濃度に含まれることから「河川等の汚染源になり得る」という実験結果を報告した福島県に対しても、EM研究…

広島県「EM菌による水質浄化実証試験結果報告書」

広島県に公文書(行政文書)の情報開示請求をして、EM菌による水質浄化効果を調べた報告書を入手しました。 『EM菌による水質浄化実証試験結果報告書 平成15年5月 広島県保健環境センター』(写真資料も含めて全52ページ) これを全てブログに掲載するのは量…

微生物資材の投入による河川等の水質浄化の検証と諸問題

某大学で講演を頼まれた時の講演スライドをUPします。 (某大学としているのは、その大学にEM関係者が申し入れ等をする懸念がありますので、一応伏せておきます。もうバレているかもしれませんが…) ※各スライド図をクリックすると拡大されます。 日本橋川に…

福島県の「微生物資材の河川等への投入」についての方針とEM関係者への自粛要請

公文書の情報公開制度を利用して、福島県に「微生物資材(EM等)の河川等への投入について」及び、上記文書の作成以降の微生物資材に係る問い合わせ関係文書の開示を請求し、一部(個人情報等の部分)を除いた「公文書一部開示決定」により、45件の文書が開…

新聞記事とEM菌 2016年まとめ

2016年分のデータが集まりましたので、グラフを更新しました。 ※このブログ記事の見方としては、新聞記事として取り上げられたものだけなので、実際にEM菌が使用されている状況をそのまま反映したものではない事に留意が必要です。 EM関係の新聞記事数の年別…

EMによる水質改善効果徹底検証(3)-竜ヶ池編

第一弾の沖館川編、第二弾の日本橋川編に続く、徹底検証の第三弾です。 池は河川とは異なり、水の流れが少ないので有機物が溜まって富栄養化しやくなっています。富栄養化するとプランクトンが発生して、特に夏場には悪臭も漂います。 長野県須坂市にある臥…

EMによる水質改善効果徹底検証(2)-日本橋川編

EM推進団体が河川の水質浄化に成功した事例として盛んに宣伝しているのが「日本橋川」でのEM菌投入活動です。一方で、実はEM菌投入効果は出ていないとする意見も出されています。果たしてどうなのでしょうか? 前回の沖館川の検証に続き、日本橋川についても…

EMによる水質改善効果徹底検証(1)-沖館川編

EM菌による水質改善効果に関して、検証を行いました。 まずは、前回の「沖館川では今もEM投入が行われているのか?」についての検証の続きから入ります。 EM推進団体が盛んに宣伝しているように、EM団子やEM活性液(EM菌の培養液)に顕著な水質改善効果を期…

新聞記事とEM菌 2015年まとめ

2015年のデータが集まりましたので、紹介します。 検索して拾い集めたEM関係の新聞記事数の年別推移です。2015年のEM関係記事の総数は2014年とほぼ同じでした。 次に、各年度の月別推移を見てみます。 2014年に続き、2015年も年間での目立ったピークが無くな…

「沖館川では今もEM投入が行われているのか?」についての検証

OSATO氏のブログ記事 ・沖館川では今もEM投入が行われているのか?(2015年12月1日) http://blog.goo.ne.jp/osato512/e/970e129eed6596e6f677b240afd864a0 の内容を私の方で検証させて頂きました。 1. 「沖館川をきれいにする会」について 「沖館川をきれい…

続『DND出口氏の記事にある青森市立西中校長インタビューの事実関係の確認』の補足を兼ねて

出口俊一氏は、大内義行元中学校長が片瀬は嘘をついているという証言をしているとDNDメルマガで何回にもわたり執拗に書き立てています。この件については、2013年に出口氏からメールで私のブログ記事の訂正を求められたので、「訂正を要求されるのでしたら、…

私の『EM関連取材@函館』について

2015年11月18日、出口俊一氏によるDNDメルマガに、次の記事がUPされました。 『第9回 片瀬さん、これはちょっとやりすぎじゃない?』 http://dndi.jp/mailmaga/mm/mm151118.php 自称、ライター、片瀬久美子(ペンネーム)について、彼女はフリーライターを名…

EM商品のニセ科学性について

※『理科の探検(RikaTan)2015年春号』に寄稿した記事です。 ブログで見やすいように、一部改変しています。<科学であることの基本条件> 科学であることの基本には「他の人達が検証して確かめることができる」というものがあります。「〜したら、こういう…

新聞報道とEM菌(3)-2007年〜2014年のまとめ-

<関連記事> 新聞記事とEM菌(1)−データ解析編− http://d.hatena.ne.jp/warbler/20130428/1367118998新聞記事とEM菌(2)−考察編− http://d.hatena.ne.jp/warbler/20130428/1367131822新聞記事とEM菌−データ更新 http://d.hatena.ne.jp/warbler/20140118…

新聞記事とEM菌−データ更新

新聞記事とEM菌(1)−データ解析編−http://d.hatena.ne.jp/warbler/20130428/1367118998 のデータの更新です。データの解析は、そちらの記事の方もお読み下さい。また、データに関する考察については、こちらの記事を参照して下さい。 新聞記事とEM菌(2)…

『DND出口氏の記事にある青森市立西中校長インタビューの事実関係の確認』の補足を兼ねて

2013年05月15日に当ブログに掲載した 『DND出口氏の記事にある青森市立西中校長インタビューの事実関係の確認』 http://d.hatena.ne.jp/warbler/20130515/1368612989 という記事に関して、DNDの出口俊一氏から質問のメールがきました。 記事の補足にもなりま…

EMの歴史

EMについて、これまでに得た情報を時系列にまとめてみました。 自分用のメモを兼ねています。 (ざっとまとめたので、抜けも多いかと思います) 間違いや、大事だと思われる事で抜けているものがあればご指摘下さい。<表1>EMに関する年表 ※公的機関や大学…

環境教育と善意のEM投入

WEBRONZAからの転載です。 http://astand.asahi.com/magazine/wrscience/2013071200007.html http://astand.asahi.com/magazine/wrscience/2013071200008.html 自然環境は、そこに生息する様々な生物による複雑で絶妙なバランスによって保たれています。 例…

ちょっと待って!EM団子・EM活性液の投入

2010年から、海の日にEM提唱者である比嘉氏が主導して、河川や湖沼、海などへの「EMの日・全国一斉EM団子活性液投入」活動が行われています。今年は、投入目標量がEM団子100万個・EM活性液1000トンです。 昨年の投入実績は、主催者発表によると、EM団子 555,…

『微生物資材の水環境中での利用に関するQ&A』

福島県生活環境部水・大気環境課の転載許可を頂きましたので、 『福島県生活環境部生活排水対策推進指導員講習会資料』(抜粋)を紹介させて頂きます。

DND出口氏の記事にある青森市立西中校長インタビューの事実関係の確認

EM菌を用いた環境授業について問題提起をした朝日新聞記事に対する、DNDメディア局の出口俊一氏による批判記事が出されています。この批判記事では朝日新聞の長野剛記者の取材が事実と異なるとされています。しかしながら、出口氏の批判記事の中で取り上げら…

新聞記事とEM菌(2)−考察編−

前エントリーのデータ解析編の続きです。 2008年からEM関係記事数は徐々に下がっている様子があります。2012年の夏以降は、記事数の減少がはっきりと現れています。理由としては、次の様なことが考えられます。(EMにとってポジティブな推論) ・EMが普及し…

新聞記事とEM菌(1)−データ解析編−

新聞は公共の情報源として、さまざまな情報提供を行っており、多くの人達が参考にしています。新聞記事にEM菌がどの様に紹介されてきたか、その動向について2007年1月〜2013年3月の日本国内のEM関係記事(1833件)を拾い集めて解析してみました。EM関係記事…

東日本大震災後のEM関係団体の広まり

原発事故による放射線に対する不安から、放射性物質の除染効果を宣伝しているEMが広まっているという印象があり、実際にどうなのかを調べてみました。昨年10月に、ツイッターでEMを初めて知った時期(東日本大震災の何年前か)と、何に関連して知ったのか等…

政治と疑似科学

WEBRONZAの記事より転載。一部加筆修正しました。 民主主義政治における政策決定と科学的な根拠を重視する考え方には、深い関係があります。どちらも、「ある意見の価値は、その意見を支持する人の思想・信条や社会的な地位とは関係無く、その意見を支える事…