前記事「ツイッターでの中傷投稿への法的対応事例-ネット中傷対策」で言及したX氏の別アカウントと思われるX2, X3の投稿内容と、それに対するTwitter社の判断を紹介します。 warbler.hatenablog.com ※X2と X3のアカウント主がX氏であるという確証はまだあり…
この記事は、ネット中傷に悩む方々の参考として、また、ネット中傷をする人達への牽制にもなると考えて書きました。以下の流れで経緯を説明していきます。 (今回の件の中傷投稿者をX氏とします。X氏のツイッターアカウントをX1、おそらくX氏の別のアカウン…
京都大学iPS研究所で起きた研究不正事件に関して、調査報告書と関係資料の情報開示請求をしたところ、調査報告書等は(最小限の黒塗りで)ほぼ全文が開示されましたが、解析業者に支払った金額は不開示とされました。 京都大学は適切な調査をしたと認識して…
Wezzyに寄稿した記事を、こちらのブログに転載します。 https://wezz-y.com/archives/64198 前記事の続きです。 「プラセボであっても症状が軽くなるなら問題ないではないか」と考える方もいるかも知れません。しかし、治療効果のないホメオパシーに傾倒して…
Wezzyに寄稿した記事を、こちらのブログに転載します。 https://wezz-y.com/archives/64041 「ホメオパシー」については、名前くらいは聞いた事があるけれども、実際にどういうもので、どんな問題があるのかまでは詳しく知らない人も多いのではないでしょう…
「コインハイブ裁判」で、3/27に横浜地裁で「無罪」の判決が出されました。 この判決内容を整理します。 また、「無罪」とされたものの、いくつかの問題点が浮かび上がりましたので、それらについても指摘します。 ≪判決文の整理≫ 1.「人の意図に反する動作…
「コインハイブ事件」の裁判は今月(2019年2月)18日に結審しました。検察側と弁護人側の主張の整理をしてみます。 ・参考資料として、刑法第168条の2と3「不正指令電磁的記録に関する罪」(いわゆるコンピュータ・ウイルスに関する罪)について、法務省と大…
【EM1活性液の微生物解析】 Part1 細菌のメタ16SrRNA解析-増幅領域を変えた追加解析 (V1-V2領域アンプリコンシーケンス) ・試料:EM1活性液(培養液A)、糖蜜培地(培養液B)から抽出したDNA V3V4領域(細菌)とITS2領域(真菌)の解析に使用したDNA試料…
【JavaScript(JS)の動作について】 時計表示のプログラムを作成して、このブログ記事に埋め込みました。 // // 〔現在の時刻〕: この「時計」は、JavaScript(JS)の指令でこのブログの閲覧者のパソコン(PC)や携帯電話(iPhoneなど)のブラウザを動作さ…
コインハイブ裁判の傍聴メモ(1)、コインハイブ裁判の傍聴メモ(2)の続きです。 ↓ 「事件の概要」と「争点」はこちら ↓高木浩光氏の証人尋問はこちら ※メモしきれずに記録できなかった部分もありますし、私の記憶違いが含まれている可能性もありますので、他の…
コインハイブ裁判の傍聴メモ(1)の続きです。 ↓ 「事件の概要」と「争点」はこちら ※メモしきれずに記録できなかった部分もありますし、私の記憶違いが含まれている可能性もありますので、他の方々の傍聴報告と併せて相補的に読んで頂くのが良いと思います。 …
コインハイブ事件の裁判を傍聴してきました。 【事件の概要】 横浜市の男性が「コインハイブ」というジャバスクリプト(JS)という言語で組まれたプログラムを自分のブログ内に設置して、それを知らせずにブログを閲覧した人のPCのブラウザで仮想通貨のマイ…
EM菌(EM1活性液)に含まれる細菌の構成をメタ16S解析(V3V4領域)結果が更新されましたので、「まとめ」も新たな情報を加えて更新します。 (前回のまとめ) 【新たに判明したこと】 ※微生物資材EM1に含まれている可能性の高い微生物 1. EM1の主要構成微生…
前回、EM菌(EM1活性液)に含まれる細菌の構成を、メタ16S解析(V3V4領域)をした結果を報告しました。 この解析には一般的に行われている手法を用いましたが、その改良版が出されましたので、それを用いて再解析をしてみました。 【QIIMEとQIIME2の違い】 …
EM研究機構から弁護士を介して過去の私の投稿に関する削除訂正と謝罪を求める通知が送付され、もし私の対応が不十分であれば法的対処をすると予告されましたので、それに対応すると共に、2018年12月7日に、私からも弁護士を介してEM研究機構に削除訂正要望を…
過去の文献による「細菌や真菌」の検出方法は、いずれも分離用のプレート培地で生育をチェックする「平板法」と呼ばれる「培養法」による方法でしたが、プレート培地で育てる人為的な培養条件に合わない菌は、もし存在していてもコロニーを形成せずに見落と…
※細菌叢の再解析結果をもとに、一部の情報を更新しています。 ↑こちらに「最新情報」があります。 【実験材料と方法】 【Part1 細菌のメタ16SrRNA解析結果】 【Part2 真菌のメタITS解析結果】 ※微生物資材EM1に含まれている可能性の高い微生物 (注)アセト…
※糖蜜培地は、対照実験(ブランク:EM1添加なし)です。 【EM1活性液の微生物解析】 Part2 真菌のメタITS解析結果 (ITS2領域アンプリコンシーケンス) ・ITS領域の解説 ・プライマー結合位置 真核生物: 18S rDNA – ITS1 – 5.8S rDNA – ITS2 – 28S rDNA ・プ…
※糖蜜培地は、対照実験(ブランク:EM1添加なし)です。 【EM1活性液の微生物解析】 Part1 細菌のメタ16SrRNA解析結果 (V3-V4領域アンプリコンシーケンス) [イルミナ社:NGSの新たな利用法 16S rRNAメタゲノム解析のポイント プロトコールのご紹介 より]…
微生物資材として売られているEM菌は、EM1を主力商品として「乳酸菌、酵⺟、光合成細菌」を主体とした微⽣物で構成されると宣伝されています。 しかし、これまで多くの文献において「光合成細菌が検出されなかった」と報告されてきました。EM菌開発者の比嘉…
NATROM改め名取宏(なとろむ)さんの著書『「ニセ医学」に騙されないために』の新装版が出版されます。(発売日は11月29日です) この本に収録されている解説文を出版社のご厚意により、無料で公開します。 20年ほど前になりますが、私の知人のAさんは妊娠…
前記事では、裁判官に相手側の虚偽を認めてもらえなくて、悔し涙を飲んだ経験に触れましたが、「名誉毀損」裁判はグレーゾーンが広くて裁判官による判断の差が出やすく、担当した裁判官による運・不運にも大きく左右されます。 私が原告の裁判で、先月(10/2…
ニセ科学批判を本格的にするには、(相手が相手だけに)自分が泥水をかぶる覚悟でやらないとできません。まともな研究者が相手しない方が良いというのは、そういう部分。分かってはいたけど、やはり大変です。 少しでも私側に落ち度があれば、たちまちそこを…
話せば長いことながら、、、これじゃ長くて読み切れないよ! とのことで、ダイジェスト版です。 1. 「きのこ組」を名乗る人物から、執拗な誹謗中傷を受けていました。 私と関わった人物にも直接嫌がらせをするようになって、さらに「きのこ組」が流した私に…
この記事↓の続きです。 【裁判所と検察の判断内容の比較】 ブログ記事『「美味しんぼ」叩きの3ババトリオご紹介』に対して、名誉毀損が成立するかどうかの判断が裁判所と検察で大きく異なりました。「事実摘示型」の名誉毀損の構成となるので、両者の判断内…
この記事↓の続きです。 2016(平成28)年12月26日に、函館地裁民事部に「きのこ組」を名誉毀損で提訴しました(ブログ記事4件、ツイート3件)。 ※提訴したブログ記事4件の中には、刑事告訴をした『「美味しんぼ」叩きの3ババトリオご紹介』を甲1の1号証とし…
この記事↓の続きです。 検察の判断に納得できなかったので、「検察審査会」に申し立てをしました。 検察審査会は、一般市民から抽選で選ばれた審査員11名が検察の裁定を審査して、それが不当だと思う人が過半数(6人以上)であれば「不起訴不当」、8人以上(…
「きのこ組」からの執拗な誹謗中傷を受けて刑事告訴した経緯をブログに書いたら、それによって相手から刑事告訴されました。 【私からの告訴】 告訴補充書も提出してブログ記事4件、ツイート14件を証拠として提出しましたが、検察はいずれも「嫌疑不十分」と…
この記事↓の続きです。 【事情聴取3】 状況:担当検事は最終的に「きのこ組」の起訴を上司が許可しないのだと説明しました。 途中で「きのこ組」のツイートにリンクされている画像の投稿者「か」についての話題になりました。 片瀬「御用学者の条件は満たし…
この記事↓の続きです。 【事情聴取2】 状況:次第に担当検事の本音が出てきます。 片瀬「あの、持ってくるのを忘れたんですけれど、…さんのブログに、膨大なコメントが入っているんですよ。おかしな人達の所には、おかしな人達が集まるんですけどね、でも、…