愛知県稲沢市はEM菌を使用した河川浄化活動を廃止

愛知県が実施した「EM菌による河川の環境改善の検証」報告書を以前紹介しましたが、EM菌による浄化効果を確認できないという結論でした。 この検証を行った川が流れる稲沢市では、平成29年度でEM菌の投入を終了することが、「平成29年度 第2回稲沢市環境審議…

大内(元)校長との会話の録音公開

大内義行中学校長(現在は定年により退職)にEM菌を使った授業に関する事実関係の取材をして、2013年5月15日に次の記事をUPしました。 ・『DND出口氏の記事にある青森市立西中校長インタビューの事実関係の確認』 この記事に関して、2013年10月31日に出口俊…

<豆知識> 「コクラン」て何?

コクランについての解説を再掲します。 コクランのロゴには、色々な思いが込められています。このロゴの内部のグラフが何を表しているのか翻訳して紹介します。 ロゴの内部は プラセボ(偽薬・偽処置)とある健康管理法を比べた7つのランダム化対照試験系(RCT…

EM菌 VS サルモネラ菌

徳島県に公文書の情報開示請求をして、「平成23年度 畜産関係業績発表会 発表集録」を入手しました。この中で、EM菌で鶏舎を消毒していたら「鶏舎内環境からのサルモネラ検出率」が年々上昇してしまった農場の事例が報告されています。 「鶏卵衛生事業におけ…

愛知県が実施したEM菌による河川の環境改善効果の検証

茨城県が各都道府県に対して実施したアンケートで愛知県は、 「平成16~ 17年度に、EM菌による河川の水質浄化効果を把握するため、EM菌による浄化実験を行っていた河川(BOD:10~50mg/L程度)で、EM菌の投入か所の上下流において水質・底質の分析調査を実施し…

大阪市が実施したEM菌による河川の環境改善効果の検証

大阪市は、EM菌が投入されている淀川・道頓堀川・神崎川において、EM菌の投入効果がどれだけあるのかを調査していました。大阪市よりこれらの報告書を入手できましたので、紹介します。 いずれもEM菌を河川に投入しても改善効果はみられず、逆に状況によって…

国交省の担当課職員も河川へのEM菌投入を問題視していた

広島県から公文書として開示された資料の中に、平成16年9月に国交省の淀川河川事務所河川環境課の職員からEM菌に関する情報提供がありました。 それによると、この職員は以下の理由でEM菌(EM団子)の投入をやめるように指導しようとしていました。 ・EM菌の…

外来微生物の投入が在来微生物に及ぼす影響について

長崎県が実施した 『大村湾環境保全・活性化事業(有用微生物「えひめAl-1」を用いた環境改善効果検証事業)に係る水質等調査結果(平成16~ 18年度調査結果) 』より id:warbler の 大村湾環境保全・活性化事業(有用微生物年えひめAI-1を用いた環境改善効果検証…

全国47都道府県:EM菌による水質浄化活動への補助金に関する調査結果

平成29年5月に茨城県から全国46都道府県にアンケート調査が実施されていました。 茨城県に公文書開示請求した結果、全国の都道府県からの回答が記入された調査票を開示して頂けました。 調査結果まとめ (補)アンケートを実施した茨城県については、これま…

岡山県によるEM菌の水質改善効果の検証結果の紹介

岡山県は、平成6~7年度にかけて、EM菌が河川や湖沼の水質改善に使えるかどうかを検証しています。この検証結果は、「岡山県環境保健センタ一年報」第19号と第20号で報告されていますので、改めて紹介します。 【岡山県環境保健センタ一年報 第19号】収録 結…

福井県によるEM菌の水質改善効果の検証結果の紹介

福井県は、平成12~14年度にかけて、地元の環境保全団体(三方五湖浄化推進連絡協議会)と共同で(実験担当:環境保全団体、浄化効果および環境影響調査担当:福井県環境政策課)、EM菌が河川と湖沼の水質改善に使えるかどうかを検証していました。 公文書(…

茨城県によるEM菌の水質改善効果の検証結果の紹介

茨城県は、平成7~8年度にかけて、筑波大学TARAセンターおよび国立環境研究所と共同で、EM菌を含む6種類の微生物製剤を用いて、水質改善に使えるかどうかを検証していました。 公文書(行政文書)開示請求によって、この報告書も開示して頂けましたので、こ…

茨城県 VS EM菌関連企業・団体

茨城県は平成30年10月に「第17回世界湖沼会議」を開催します。これと連動して平成29年4月に「世界湖沼会議市民活動気運醸成事業」補助金の募集を開始しました。 次の画像は、その時の茨城県庁のHPの一部を記録したものです。 「ただし、有用微生物群を活用し…

新聞記事とEM菌 2017年まとめ

2017年分のデータが集まりましたので、グラフを更新しました。 ※このブログ記事の見方としては、新聞記事として取り上げられたものだけなので、実際にEM菌が使用されている状況をそのまま反映したものではない事に留意が必要です。 EM関係の新聞記事数の年別…

広島県 VS EM研究機構

広島県からEM菌の水質浄化効果を否定する内容の報告書が出された事に対して、EM研究機構が抗議をしていました。 ・EM菌の培養液は有機物と栄養塩類が高濃度に含まれることから「河川等の汚染源になり得る」という実験結果を報告した福島県に対しても、EM研究…

広島県「EM菌による水質浄化実証試験結果報告書」

広島県に公文書(行政文書)の情報開示請求をして、EM菌による水質浄化効果を調べた報告書を入手しました。 『EM菌による水質浄化実証試験結果報告書 平成15年5月 広島県保健環境センター』(写真資料も含めて全52ページ) これを全てブログに掲載するのは量…

微生物資材の投入による河川等の水質浄化の検証と諸問題

某大学で講演を頼まれた時の講演スライドをUPします。 (某大学としているのは、その大学にEM関係者が申し入れ等をする懸念がありますので、一応伏せておきます。もうバレているかもしれませんが…) ※各スライド図をクリックすると拡大されます。 日本橋川に…

福島県の「微生物資材の河川等への投入」についての方針とEM関係者への自粛要請

公文書の情報公開制度を利用して、福島県に「微生物資材(EM等)の河川等への投入について」及び、上記文書の作成以降の微生物資材に係る問い合わせ関係文書の開示を請求し、一部(個人情報等の部分)を除いた「公文書一部開示決定」により、45件の文書が開…

関東大震災時の朝鮮人虐殺に関する意識調査

1923(大正12)年9月1日に発生した関東大震災では、混乱に乗じたデマによって朝鮮人が虐殺されたという事件がありました。 これに関しては内閣府の資料が出典が明確で良く纏められているので紹介しておきます。 報告書(1923 関東大震災第2編) : 防災情報…

論文に掲載する画像についての例題1

【WBの露光時間を変えて次の4つの結果を得ました】 左から右に向けて、露光時間が長くなっています。 研究員A氏は、この結果を使って論文を書きました。 露光時間を長くすると、2番目のレーンに流した目的のタンパク質のバンドの下方に余計なバンドと思われ…

研究内容の紹介

本名等を明かしたついでに、私の研究内容を「こんな事をやってました~」ということで紹介します。 「シロイヌナズナ AtCYCA2;3 の機能解析」 ・過去の発表スライド等ですので一般向けではありません。 ・10年以上前の内容ですので最新知識は取り込まれてお…

私の本名と経歴

私は「片瀬久美子」というペンネームで活動しておりますが、これには理由がありました。 「娘が成人するまで本名を明かさない」という家族の約束がありました。 ぼくが匿名でやってる理由は、前にも書いたけど、子どものことも書きたいから。子どもに本名で…

過去の研究不正に学ぶ-研究不正が起こる背景-

(2015年3月に開催された日本薬学会シンポジウム「生命科学と臨床研究における研究倫理」で講演した時のスライドを紹介します) .dcs-a-dcs-wg-dcs-lc{width:11px;height:11px;margin:auto;vertical-align:top;cursor:pointer}.dcs-a-dcs-lh-dcs-mh .dcs-hb-…

あやしい科学の見分け方

(以前に講演会で使用したスライドです。ブログでも紹介)

「科学と裁判」について

ツイッターで、@ stdaux氏が以下の投稿をしました。 裁判官に情報通信技術を「わかりやすく」伝えるというのはなかなか難しいところがある。証拠として書籍のコピーを出そうにも、最先端の技術は書籍には載ってなくて、本当に新しい技術をわかりやすく解説し…

BPO「STAP細胞報道に対する申立て」に関する委員会決定について

2017年(平成29年)2月10日に、小保方晴子氏の申立により放送倫理・番組向上機構[BPO]の放送人権委員会が『NHKスペシャル 調査報告 STAP細胞 不正の深層』に対して人権侵害があったかどうか審議し、その結果が報告されました。 BPO「S…

2017年の日本国際賞 受賞者発表会

国際科学技術財団は2月2日、2017年の日本国際賞に「生命科学」分野として「クリスパー・キャス」というゲノム編集技術を開発したジェニファー・ダウドナ博士(米カリフォルニア大学教授)とエマニュエル・シャルパンティエ博士(独マックスプランク感染生物…

新聞記事とEM菌 2016年まとめ

2016年分のデータが集まりましたので、グラフを更新しました。 ※このブログ記事の見方としては、新聞記事として取り上げられたものだけなので、実際にEM菌が使用されている状況をそのまま反映したものではない事に留意が必要です。 EM関係の新聞記事数の年別…

ストックホルム国際青年科学セミナー(SIYSS)派遣学生報告会

2016年12月14日に開催されたストックホルム国際青年科学セミナー(SIYSS)派遣学生報告会の取材に行きました。 記録的な意味も含めて報告会&記者会見の全体の書き起こしをしました。 若手科学者を対象とした、こうした国際交流イベントがノーベル賞授賞式と…

岡山大学の不正告発者解雇問題: 大学内の教職員の意見

岡山大学で論文不正を告発した2名の教授が解雇された問題について、当ブログで不正告発の内容は妥当であったこと、「不正なし」と結論した調査委員会の判断には疑問が多々あることを指摘し、岡山大学が解雇したのは「解雇権の濫用」であり無効であるとの判断…